文章は重ね着している

みなさんは、制服を着て学校に行きますよね。ブラウスの上にブレザーを着て、寒ければコートも羽織ると思います。

重ね着をレイヤリングと言いますが、文章も同じで、レイヤー(層)が重なってできています。

 

表層:「言葉づかい」レイヤー

 目に見えている文章、すなわち文章の表面です。

中層:「論理」レイヤー

 読者に伝えたいこと、なぜそうなったかなど、文章のメッセージ。

下層:「事実」レイヤー

 できごとや名前など、メッセージの基になる事実。

 

例えば待機児童の問題で、どのくらい保育所が不足しているかも知らないのに、ただ保育所を増やそうと言っても説得力はありませんよね。

反対に、言葉づかいが多少稚拙でも、事実がきちんとしていれば説得力があるんですが・・・「保育園落ちた日本死ね」はさすがに乱暴ですね。

 

コートの上にブラウスを着ないのと同じように、文章のレイヤーも順番が決まっています。まずは下着やブラウスを身につけるように、事実が一番最初、文章の土台です。

 

次回は、論理(ロジック)の組み立て方について勉強しましょうね。