まずはパーツを集めよう

お久しぶりです。

前回、文章をプラモデル化するという話をしましたが、パーツがなければ組み立てようがないし、箱絵の写真も撮れませんよね。

 

というわけで、まずはパーツ集めからスタートしましょう!

事実に関する文章なら、わかっている事実を、

手紙やレビューなど主観を述べる文章なら、思ったことや感じたことを、

どんどんリストアップしてください!

慣れるまでは、スマホじゃなくて手書きでお願いします。

 

パーツが集まったら、次に、その中から使えそうなものを、揃える作業に入ります。

その時に便利なツールが「5W1Hの法則」。

  • Who(誰が)
  • What(何が)
  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Why(なぜ)
  • How(どうやって)

手持ちのパーツに欠けている情報は何だろう?ってチェックしていくと、だんだんパーツが揃ってきます。

 

パーツを揃えるために、新たに調べたり、聞いたりした内容がありましたよね。

それを「取材」と呼ぶとします。

主観を述べる文章の場合、主観は事実じゃないからリストアップだけでOKかって?

違います。

胸に手を当てて(当てなくてもいいですが)、自分自身に聞いてみてください。

そこから、「事実」を引き出し、パーツを揃えていくんです。

 

次回は、事実を引き出すコツについてお話しますね。

 

 

 

 

ガンプラを組み立てたこと、ありますか?

みなさんは、ガンプラを組み立てたこと、ありますか?

あるあるー、懐かしいーという男子諸君の声が聞こえて来ます。

ないよー! 女子のみなさん、ごめんなさい。何を隠そう、これを書いている私自身もありません。

 

そんな人形派女子のみなさんも、おもちゃ屋にプラモの箱が並んでいるのを見たことはありますよね?

箱には必ずといっていいほど、完成イメージ図が描かれています。

箱の中には、パーツと取扱説明書が入っています。

取扱説明書がなければ、どう組み立てたらいいかわからないし、完成イメージ図がなければ、完成した確信を持てませんよね。

だから、3つで1セットなんです。

 

プラモを作るように文章を書けば、簡単で間違いがないと思いませんか?

言い換えると、作文をプラモ化してしまうんです。

つまり、書き始める前に

・箱絵・・・「どんなことを伝える文章なのか」を定める

・パーツ・・・「何を言うか」のトピック化

・取扱説明書・・・「どれから」「どれを重点に」組み立て方を決める

 

ここまで読んで気づきましたか?

前回と同じ内容についてお話していることを。

今回は視覚的に例えたことで、主眼と骨子についての理解がより深まったことを期待しています。

それだけ文章を書く上で重要なことですので、しっかりと頭に叩き入れてくださいね。

 

次回は、パーツの揃え方についてお話します。

地図を片手に文章を書こう

スマホのおかげで、道に迷うことも、人に道を聞くこともめっきり減った今日このごろ。

それでも、大学受験ともなれば、試験会場へどうやって行くかを確認しないで家を出る人はまずいないと思います。

 

それを是非、文章を書く時にも応用してください。

目的地 ー 主眼:文章のテーマ「何を伝えるための文章なのか」

経路 ー 骨子 :「何を」(要素)・「どれから」(順番)・「どのくらい」(軽重)

 

骨子は3つのうちどれが欠けてもダメですよ。

 

書き始める前に目的地と経路を決めて、いわば文章の地図を持って出発すると、ロジック(論理)のしっかりした文章を書くことができます。

 

と言っても、書くときにはどうしても悩んでしまうって?!

次回は、もう少し詳しくお話しします。

 

文章は重ね着している

みなさんは、制服を着て学校に行きますよね。ブラウスの上にブレザーを着て、寒ければコートも羽織ると思います。

重ね着をレイヤリングと言いますが、文章も同じで、レイヤー(層)が重なってできています。

 

表層:「言葉づかい」レイヤー

 目に見えている文章、すなわち文章の表面です。

中層:「論理」レイヤー

 読者に伝えたいこと、なぜそうなったかなど、文章のメッセージ。

下層:「事実」レイヤー

 できごとや名前など、メッセージの基になる事実。

 

例えば待機児童の問題で、どのくらい保育所が不足しているかも知らないのに、ただ保育所を増やそうと言っても説得力はありませんよね。

反対に、言葉づかいが多少稚拙でも、事実がきちんとしていれば説得力があるんですが・・・「保育園落ちた日本死ね」はさすがに乱暴ですね。

 

コートの上にブラウスを着ないのと同じように、文章のレイヤーも順番が決まっています。まずは下着やブラウスを身につけるように、事実が一番最初、文章の土台です。

 

次回は、論理(ロジック)の組み立て方について勉強しましょうね。

 

完読したくなる文章とは

ふらっと入ったラーメン店。量が多すぎたり、不味かったりしたら、残してしまいますよね。

文章も同じです。やたら長かったり、内容に信憑性がなかったりしたら、戻るボタンを押してしまいませんか。

 

前回、いい文章=完読してもらえる文章と言いましたが、それはどんな文章でしょう。

1.読みやすい

 適度な長さで、旬の話題で、リズムがいい文章は読み進めやすいですね。

2.正確

 内容と言葉遣いがきちんとしている文章は好感が持てます。

3.有用

 読者の求めている内容が書かれていると引き込まれますよね。押し付けがましいのは逆効果です。

 

それはわかったけど、具体的にはどうすればそんな文章が書けるのかって?

それでは、次回から具体的に学んでいきましょう。

最後まで読んでもらおう

みなさんは、文章を書くことは得意ですか?

SNSで書いてるけど、得意かって言われるとちょっと・・・という声が聞こえてきます。

 

質問を変えますね。文章を読むことは好きですか?

みなさんの多くは、スマホで読む機会が多いのではないかと思います。

クリックして読んでみて、わかりづらかったり、自分の役に立たないと思ったり、無駄に長かったりしたら他のページに移ってしまいますよね。

そんな読み手にメッセージを伝えるためはどうすればいいの?

まずは、最後まで読んでもらわないことには始まりませんよね!

 

このブログでは、いい文章=完読してもらえる文章を書くためのレッスンをしていきます。一緒に頑張りましょうね。